しかし、今田耕司の有名なギャグは何ですか?と聞かれて答えられるでしょうか。おそらく答えることはできないでしょう。しかし、今田が司会をする番組は必ず笑いの渦に巻き込まれ、そしてなぜか毒気をさほど感じないのです。
なぜだろうか。
それは、今田は、今田以外のお笑い芸人を引き立てることによって笑いをとり、いわばお笑いのステージ上で、win-winの関係を作っているからです。
たとえば、wikipediaより引用。
2000年9月に、フジテレビの『明石家マンション物語』代表として、明石家さんまらと『めちゃイケ』内のコーナー「しりとり侍」に出演したときは、さんまとの丁々発止のやりとりでレギュラー陣を圧倒し、「さんま兄さんはすごいが、それを光らせた若頭(今田)があってこそ」と感心させた。
土田晃之・品川祐など後輩芸人からも、実質的な相方・東野と共に「『雛壇芸人』のお手本的存在」と言われ尊敬されている。土田は二人について「今田さんや東野さんと絡むと、僕がどんなにすべってもあの二人が面白くしてくれるからやり易い」と発言している。また「銭形金太郎」において、ロケ先の子供からの「一番面白い芸人は誰?」という質問に対して「I・Kさん」と回答している(ちなみに一番面白くないのは「A・MAX」とのこと)。彼ら若手お笑い芸人の飲み会では、今田の凄さを語り合うだけで数時間盛り上がれる程らしい。
この二点を見ても、今田の「引き立て」能力が秀でていることがわかります。
そして、この「引き立て」能力こそ、人脈を広げるためには欠かすことができないものなのです。「俺が俺が」という芸能界にあって、相手を立てて笑いをとる、または相手を救うために笑いをとる。自分をアピールするのではなく、他者をアピールすることによって、信頼を得ているわけです。
もうひとつ、今田耕司の見習うべき点は、若手芸人を育て、見つけてくることです。「お笑いレッドカーペット」をはじめ、海のものとも山のものともわからない若手芸人を引き立て、世に送っているのです。しかも、さまざまなお笑いライブに出かけ、自分の目でおもしろい芸人を発掘しているのだとか。
学ぶことの多い芸人です。
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